先日行われた、リオオリンピック女子バレー最終予選。

女子バレー日本代表は強豪ひしめく予選を勝ちきり、見事にリオの切符を手にしました!

本当にしびれる試合の連続で、見ていて本当に熱くなりました。

そんなチームジャパンの中でひときわ身長の低い選手がいました。

佐藤あり紗。

彼女は190センチ以上もある外国人選手の放つ強烈なスパイクを懸命に拾い続け、
チームの勝利に貢献しましたね。

そんな佐藤選手を見ていて違和感を感じた人もたくさんいたと思います。

「なんで彼女だけユニホームの色が違うの?」

良く見ればどのチームにも必ず一人だけユニホームの違う選手がいます。

バレーボールを良く知る人は知っていると思いますが、彼女たちは「リベロ」といい、守備のスペシャリストとして試合に出場しています。

リベロとは攻撃参加が一切できないため、サーブをはじめトスを上げたり、アタックをすることを禁止されています。

国際試合では1998年から正式に採用されバレーボールに新しい魅力をもたらし、今ではチームにとって
なくてはならない存在になっています。

そんな日本代表の佐藤選手。

身長は164センチと日本人女性の平均、161センチを少しだけ上回っています。

しかし世界には190センチを超える身長の選手がゴロゴロいる中で(ちなみに日本代表の平均身長は175センチ。韓国代表は181センチ)やはりひときわ身長の低さは群(?)を抜いていますね。

しかしそんな小さい選手が世界の舞台で活躍し、身長が高い方が断然有利なバレーボールという競技で輝いている姿を見て、感動していたのはわたしだけではないと思います。

リベロというポジションが出来たおかげで、これまで身長が低くて夢をあきらめたり、技術はあるのに身長が低いと言うだけで試合に出れなかった多くの選手に夢と希望を与えてくれたのは確かです。

特に世界と比べて身長の低い日本の少年少女たちには、本当に佐藤選手の活躍は励みになるのではないでしょうか。

リオオリンピックではそんな佐藤あり紗選手の活躍に注目してみてはいかがでしょうか。