昨年、厚生労働省が発表したサプリメントを普段から日常的に摂取している人の数値が発表されました。

統計を取り始めてから初めて30%の大台を超えた事は、いかに日本人の健康意識が高いかを証明する結果になりました。

この数値は過去1年間に一度でもサプリメントを飲んだことがあるか、というもので飲み続けている人はもう少し少ないかと思います。

この数値、サプリメント大国のアメリカでは50%を越えています。

原因として考えられることは、日本とアメリカの保険制度の違いが挙げられています。

アメリカは国民皆保険制度ではないため、特に低所得者層の人たちは病気になっても高額な医療費が払えないため、普段から病気にならないように

健康管理の一環としてサプリメントを摂ることが多いようです。

日本は保険診療が充実しているため病気になればすぐに病院に行けますが、

みなさんの中にも健康管理の一環としてサプリメントを飲んでいるという方も多いと思います。

「子供用のサプリメントは本当に必要か」

さて、近頃子供用サプリメントがたくさん売られています。

錠剤タイプのものやカプセルタイプ、水や牛乳に混ぜるタイプのものまでたくさんの製品があります。

サプリメントには大きく分けて二つの種類があります。

ひとつ目は栄養の補助を目的にしたもの。これは普段の食事から摂れない栄養を補ってくれます。

ふたつ目は成分自体に症状の改善効果が期待できるもの。私のような血糖値に悩んでいる人が、血糖値の上昇を抑えるため、あるいは上がってしまった数値を下げるために飲むもの。

子供用のサプリメントは、そのほとんどが前者の栄養の補助として売られています。

特に最近は「身長アップ」を目的としたものが数多く売られています。

日本人の平均身長は170センチと欧米諸国に比べるとかなり小さいほうだと思います。

サッカーの日本代表などは国際大会ではやはりフィジカルでのハンデがあり、なかなか思うような結果が出ていません。

最近では子どもにスポーツをやらせているご家庭も多いと思います。そんなご家庭ではすでにサプリメントを愛用している方も多いのではないのでしょうか。

しかしそんなご家庭の親御さんも本音では「本当に効果があるの?」などと思っている方々も多いと思います。

ここからは私の独断と偏見で話しをさせて頂こうと思います。

私は子供にサプリメントを与えることは良いことだと思います。

それはサプリメントを飲んで身長が伸びるかどうか、効果があるかないかではなく親も子も後悔しない事が大切だと思うからです。

子供の成長期は一生に一度しかありません。

それもたった数年間の出来事です。

私は身長が167センチと決して高い方ではありません。別に身長が低いことで困ったことはありませんでした。

ただ、困ったことはありませんでしたが羨ましいと思ったことはたくさんありました。今でも「あと10センチ身長が高かったらなぁ」と思うことはあります。

みなさんの中にもそんな事を考えている方もいらっしゃるかと思います。

みなさんもそうだと思いますが、わたしも身長を高くするための努力はしてきませんでした。成長期に特別に何かしたという記憶もありません。

「もし私の成長期に、あの数年間に最善の努力をしていたら」

親は子供の成長が楽しみです。スクスクと元気に育っていく我が子を見ていると本当に幸せを実感できますよね。

私は自分の成長期に身長を伸ばす為の努力はしてきませんでした。

人生も半分過ぎたオヤジなので今さら自分の事は当り前ですがどうでもいいと思っています。

ただ、自分の子どもには最善の事をしてあげたいと思っています。それは身長の事だけではなく、勉強やスポーツなど出来る限りのバックアップはしてあげようと思っています。

身長サプリメントを飲ませてあげることも、短い成長期に親が子供にしてあげられる「最善の努力」なのではないでしょうか。

「甘い味付けのサプリメントには要注意」

子供用サプリメントの中には子供たちが飲みやすくするために甘い味付けにしているものがたくさんあります。

これは気を付けないと健康を害する危険があります。

次回はこの「身長サプリメントの選び方 甘いサプリメントは身長が伸びない理由」について述べたいと思います。