アジリティートレーニングってどんなもの?

アジリティートレーニングって聞いたことはありますか?
トレーニングの一種であることは理解できますが、アジリティートレーニングにおいては機敏さや軽快さを養っていくことができます。
動きの変化に速さを出せるようにするためのトレーニングになります。

アジリティートレーニングは特にサッカーにおいて実践されているといいます。
サッカーは走る速さとボールを器用に動かす機敏さも求められるので、このアジリティートレーニングをしていくとより上達していけるのです。
ただ走るのが速いというのではなく、バランスを保ちながら速く動作をするというのを身につけることができるのです。
よって、サッカークラブなどでは行われているトレーニング法になります。

アジリティートレーニング、気になる内容は?

アジリティートレーニングでは実際にどのような動きをしてトレーニングしていくのでしょうか?
いくつか有名なアジリティートレーニングの方法を紹介しましょう。

1 ラダートレーニング

これはラダーを使用したトレーニングになります。
はしご状のラダーを地面に寝かせて、その上をステップなどを踏みながら通っていくというものです。
くねくねと動くラダーに対して足を機敏に動かすことで通り切ることができるので、アジリティートレーニングの一環として利用されています。
速さやラダーのコツをつかめるようになると、だんだんスピードも上がって行きます。

2 ミニハードル

ハードルといえばある程度高さのあるものを走りながらまたいでいきます。
それをアジリティートレーニングにおいてはミニバージョンで活用します。
高さは10センチから30センチ程度の低いものを使用し、いくつか並べて行います。
ももを素早く上げることでステップを踏めるようになります。

見た目は反復横跳びのように見えることもありますが、小さなハードルを足を使ってうまくかわそうと思うと瞬発力も必要になってきます。

アジリティートレーニングの前にバランストレーニングをやっておこう

アジリティートレーニングはいきなり始めて完璧にできるものではありません。
そこで、いざアジリティートレーニングに入る前にバランストレーニングで準備をしておくとスムーズに次に進むことができます。

バランス能力には静的と動的の2つに分けることができます。
片足で立ってバランスを取るといった動作は静的に、重心が移動しながらバランスを保つものは動的バランスに分けることができます。
この2種類のバランスを上手に保つことができるようになったら、アジリティートレーニングにもすんなりと入っていくことができるのです。

自宅で道具もなしにトレーニングをするのなら、片足でどれぐらい維持できるかといった運動をやってみるとよいでしょう。簡単そうに見えて長く持続しようと思ったら意外と難しいです。
隙間時間に実践することで、徐々に長い時間持続できるようになるでしょう。
バランストレーニングは小さなうちからやっておくと、いずれ小学校に入って運動を始める際にも役立ってくれます。
自分で体を動かしてさまざまな動きができるようになると、その分やりがいを感じられ運動を楽しめるようになるのです。

幼児のうちは親子で体を動かそう

アジリティートレーニングは方法を見てみると小学生以降になってできるようなものが多いです。
しかし、身体能力を向上させるには幼児の頃の体の動かし方も影響が大きいとされています。
そこで、幼児のうちは親子で楽しく体を動かすようにしてみましょう。

簡単にできるのが鬼ごっこです。
鬼から機敏に逃げないとタッチされて、自分が鬼になってしまいます。
一生懸命走ること、鬼から逃げる楽しさも実感できるようになるので親子または同年代の子供同士でも遊ぶことができるのです。
広い公園やグランドであれば鬼ごっこは道具も必要なくできるので、しっかり走って機敏に動く術を身につけていくようにしましょう。

幼児のうちに体を動かすことが楽しいと実感できると、小学校に入ってからもスポーツを楽しめるようになります。
小さなうちから体を使って遊ぶことは大切なのです。
先を見据えて小さなうちから体をスピーディーに動かす練習をしておくと良いのです。