先生、人工甘味料ってそもそも何ですか?
どうしたんですか?
昨日テレビで人工甘味料は身体によくないって言ってたんですけど、ジュースやお菓子なんかに入っているから安全だと思っていたんですけど・・・
人工甘味料は科学的に作られた調味料で、甘さは砂糖の100~200倍ある、依存性の高い食品添加物なんです。最近では子供の肥満やアレルギーの原因物質という事がわかったんです。
やっぱり身体には良くないんですか?
人工甘味料の問題はその依存性なんです。最新の研究では、コカインと同等の依存性が確認されているんです。
「人工甘味料を摂り続けると子供の身長は伸びない!?は本当か!?」
成長期の小学生、中学生の子供をお持ちのお母さんが子供の身長が伸びるように一生懸命食事の準備をし、子供たちもお母さんの作った美味しい料理を食べ、すくすく健康に育っていく。
これこそ子供の成長に欠かせない大切な事の一つです。しかし、この大切な事をぶち壊してしまう恐ろしい食品があります。
それは「食品添加物」です。
食品添加物には自然界にあるものを原材料としてできたものと、この世に存在しない物質の化学反応でできたものがあり、特に後者の食品添加物の副作用が子供の成長を阻害するものとして、昨今問題になっています。ここではこの食品添加物を摂ることによる健康被害などを詳しく解説していきます。
食品添加物を摂ると子供の身長は伸びない5つの理由
食品添加物は日本国内では食品衛生法という法律の中で規定されている食品で、厚生労働省では「人体に影響はない」という理由で認可されている食品です。
現在日本で売られている加工食品のほとんどすべてに使用されています。 日本では安全・安心と言われているこの食品添加物。
海外では使用が禁止されているものも多くあり、日本は諸外国から『食品添加物天国』と言われています。
では、食品添加物は何がいけないのか、成長期の子供たちにどんな影響があるのか、代表的な5つの添加物を見ていきましょう。
1.人工甘味料は子供の成長の遅れに!
代表的なものにスクラロース、アステルパーム、アセスルファムK、ソルビトール、サッカリンなどがあります。
スクラロースは農薬の開発中に偶然発見された化合物で、副作用として甲状腺の働きを鈍らせ、子供の成長の遅れに繋がる恐れがあります。
最近では子供向けの成長サプリメントの中にスクラロースが使われ、企業モラルが問題視されているなど、深刻な問題に発展しています。
また、アステルパームはカロリーゼロなどを謳って、清涼飲料水としてコンビニなどで広く売られていますが、腎機能の低下や生殖機能障害、また新生児が摂ると脳に穴が開くなどの甚大な副作用があり、WHOが注意喚起を出すなど、世界中で問題になっています。
アセスルファムKに至っては、なんと“砂糖の200倍”の甘さを持ち、酢酸を化学反応させて生成した“化学物質”です。
これらの人工甘味料は、微量でも摂取し続ければ体に害があるのは明白で、糖尿病の発症リスクや発がん性の危険から、成長期の子供は特に摂取を控える事をおすすめします。
2.合成着色料の使用を禁止している国も!
自然の食品は時間の経過とともに、色あせたり変色したりします。
見た目も悪くなり、食べる事に問題がない物も、消費者に敬遠され売れなくなるため、その変色を防ぐために広く使用されています。
合成着色料の多くはタール色素を使用しており、その副作用は現在わかっているだけで、アトピー性皮膚炎、妊娠率の低下、発がん性、遺伝子破壊など、非常に多くの副作用があります。
すでに北欧やアメリカなどは使用を禁止している国も多くあります。
明太子の鮮やかな赤色や、アイスクリーム、清涼飲料水、ジャム、漬物など本当に多く使用されている添加物です。
『○色○号』『着色料』などの表記がされているため、小学生、中学生の成長期の子供を持つお母さんは、食品を買う前に裏のラベルを見ながら、購入を検討されることをおすすめします。
3.保存料で発育不良に!
食品衛生法の中に、製造者及び販売者は食品を販売するにあたり、ある一定期間腐らせたりしてはいけないという事で、国内で流通している食品のほとんどに保存料が使用されています。
代表的なものに安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、ナトリウムなどがあります。
ハムやソーセージ、ベーコンなど成長期の子供が好きそうなものに良く使われており、コンビニのお弁当や総菜類などにも広く使用されています。
成長期の子供を持つ親御さんにはこの保存料の副作用として、発育不良、発がん性などが疑われているという事を認識しておいて頂きたいところです。
4.酸化防止剤がアレルギーの原因に!
酸化防止剤の役割というのは、保存料と混同されてしまいがちですが、保存料は腐らせないことに使用し、酸化防止剤は劣化のスピードを遅らせる目的で使用されています。
わかりやすく言うと、揚げ物油を二日目に使おうとすると、少し茶色くなっていたりしますよね。
又、ワインも次の日に飲むと味が落ちていたり、気が抜けて風味が損なわれていたりしますよね。
それを防ぐために酸化防止剤が使われています。
酸化防止剤には天然のものと人工的に作られたものがあり、天然のものは、ビタミンC,Eが使われていて、健康被害はないとされています。問題なのが、「BHT」「BHA」という物質で、体の中に蓄積されるとやはり発がん性が確認されています。
成長期の子供たちが摂ってしまうと、アレルギーの原因にもなるため、なるべく摂らない事をおすすめします。
5.乳化剤は恐ろしい物質!
乳化剤とは本来混ざることのない“水と油”を混ぜるために使用される炭化物です。
シャンプーやボディーソープ、化粧品などでは『界面活性剤』と言われ、人体や環境破壊に繋がる物質という事でご存知の方も多いと思います。
『乳化剤=乳』という事で健康に良いイメージを持たれている方もいらっしゃるかと思いますが、この物質はとんでもなく恐ろしい物質です。
代表的なものに、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルなどがあります。
余談になりますが「体に脂肪がつきにくい」というキャッチフレーズで10年もの長い間、特定保健用食品として販売されていた「エコナ」は記憶に新しいと思います。
このエコナに使われていたグリシドール脂肪酸エステルという乳化剤から高濃度の発がん性物質が見つかり、販売が中止になりました。
国の認可を受けていた商品でさえ、このありさまです。
乳化剤は安全ですと言っている国と企業のモラルの問題だと思いますが、残念ながら現在の日本では自衛するしか方法がありません。
成長期の子供がいる家庭では、このような食品添加物をなるべく摂らないよう心掛ける事が大切です。
子供の身長を伸ばすために親ができる事
成長期の子供は、日々身長が伸びています。日本は諸外国から見ると、綺麗で便利、食事が美味しくて人が親切などと言われています。しかし、こと食品添加物に関しては、海外に比べると圧倒的に後進国です。
大切な子供の健康と成長を守っていくのは、私たち親の責任です。普段から子供の口に入るものに、少しだけ注意をするだけで良いと思います。
その意識を持つだけでも、身体に入る食品添加物は減らせるのではないでしょうか。