“They saw this guy from japan who was small and said. who is this guy?” Suzuki said.
“日本からやってきたおちびちゃんを見て、一体あいつは誰だ?って言われたよ”
7月6日現在、メジャーリーグにおいて2990本のヒットを積み重ね、史上30人しか達成していない3000本安打が秒読みに入った日本が誇るヒットメーカーイチローが2001年、メジャーのキャンプに初めて参加した時に言われた言葉です。
今でこそアメリカ国内でも、その認知度は広く知れ渡っていますが、当時のメジャーリーグ関係者は、イチローという選手がメジャーでこれほど成功できると思っている人はほとんどいませんでした。
当時の監督でさえ、「ケガさえしなければ2割8分くらいは打てるよ」と言っているくらい。
その後の活躍は省きますが、驚いたのはイチローの事を「おちびちゃん」とみんなが思っている事。
イチロー選手の身長は180.3センチ、日本人の中でもかなり大きい方だと思います。
そんな「高身長」のイチローをまるで子供扱い。
確かに身長の割には体重が79キロと、大柄なメジャーの選手の中に入ると線が細く見えます。
メジャーリーグの選手たちの中には、身長が180センチでも体重が100キロを超える選手がゴロゴロしています。
そんなメジャーの選手から見たら確かに「小柄」に見えてしまうのかもしれませんね。
ケガをしない選手、鉄人イチロー
イチローを語るうえで欠かせないのが、とにかく大きなケガをしないという事。
27歳という決して若くはない年齢でメジャーリーグに挑戦し、10年連続で200本のヒットを打ち続け、42歳の現在でもその驚異的な身体能力で、チームの勝利に貢献し続けるには、普段のたゆまぬ努力があってこそ。
試合前の準備などは多くのメジャーリーグ関係者も一目置いており、現在、マーリンズの打撃コーチをしているバリーボンズも「ここまでストイックにできる選手は見たことがない」と感心してしまうほど。
いよいよ3000本安打のカウントダウンに入ったイチロー。
この4年間は思うようなパフォーマンスを出せていなかったバッティングの微妙な感覚も取り戻し、アメリカ大陸以外からは過去3人しか達成していない偉業も時間の問題でしょう。
そして夢の50歳まで現役に向けていつまでも輝き続けてもらいたいですね。