ストレスなんてない人はいないし、多かれ少なかれ誰しもが日々受けていると思います。時には多少のストレスやプレッシャーが大きな成果につながることもあり、ストレスが全て悪いわけではありません。
しかし、現代の子供たちの事を考えて見て下さい。物理的にはここ数年の猛暑、黄砂、PM2.5、放射能などによる大気汚染など。心理的にはスマホの普及によりSNSなどのやりとりは親や学校の先生も気が付かないうちに深刻化していたり、昔お母さんがお子様だったころよりも新たにかかるストレスが多いような気がします。
1.ストレスによる影響
ストレスにより心配される症状は以下のようなものがあります。
- 頭痛
- 腹痛
- 食欲不振
- 睡眠障害
- 情緒不安定
- 成長ホルモンの分泌量減退
- コレステロールの増加
- 肥満
重症化するとうつ病、自律神経失調症、パニック障害や胃潰瘍などいわゆる病名が付きます。
2.ストレスが及ぼす体調不良のしくみ
ストレスとはもともと外的要因だけを指すものでしたが、今では内的要因も含め広義にストレスと言う言葉が使われますが、このストレスをまず初めにキャッチするのが脳にある視床下部と言う場所です。この視床下部から下垂体、下垂体から副腎皮質ホルモン系を通じ様々な症状をもたらします。
なんだか難しい言葉ばかりですが、視床下部は感情や本能を司る場所であり、成長ホルモン放出ホルモンを出し、下垂体がそれを受けて成長ホルモンを分泌するのです。
つまりストレスがダイレクトに成長ホルモン分泌量に関わってくるのがわかると思います。
しかし、ストレスの受け方って人によって全然違いますよね?
その違いは「副腎皮質ホルモン」と言うところに大きなヒントがあるようです。
3.ストレスに強くなるには
3-1、食事
- 副腎皮質ホルモンの生成→タンパク質とビタミンC
- 神経の興奮を抑える→カルシウムとマグネシウム
- 精神や神経の安定→ビタミンB群
- 自律神経を整える→ビタミンE
これらが含まれる物を意識して食べるとよいでしょう。
3-2、気持ちを切り替えるために
悩んでいることを友人に話すと、解決できなくても何となく気持ちが和らぎほっとすることありますよね。
お子さんにとってはご両親が話を聞いてあげることが、思っている以上に安心感を与えてくれます。
しかし、悩んでいるな、と思っても普段から会話があまりなかったりすると中々話しづらいものです。
ストレスを感じている時だけでなく、普段から「きょうどんなことがあったの?」「その時どう思ったの?」など日課のように聞いてあげて下さい。
それでもなかなか上手くマイナス面を話せないお子さんには、日記を付けさせるのも手だと思います。
書くことによって話すことと同じようにストレスを吐き出させてあげましょう。
3-3、セロトニン
幸せ物質と異名を持つセロトニン。この物質は深呼吸をするだけでも脳内で作ることが出来ます。緊張すると胸だけで呼吸をしてしまい、首肩回りも固まり血管も縮んでしまいます。
それを意識してお腹の底からゆ~っくり深呼吸します。簡単にできて、効果を得やすいのでぜひやってみて下さい。
また、セロトニンを増やす食べものもあります。
まとめ
ストレスは受け方や感じ方がお子さん10人いたら10人違います。
お母さん自身が気にならない事でも、お子さんは悩むこともあれば、その逆もあります。
普段からなんでも話せる環境を作ってあげましょう。