小学生以下におすすめのトレーニング法
足の速い子はみんなからも尊敬されますし、運動会にはヒーローになることだってできます。
足が速いというだけで得した気分になるのも事実です。
そんな俊足になるためには、小学生になる前にすでに始まっているのです。
小学生以下にはどんなトレーニング方法が最適なのでしょうか?
つま先を上げる練習
つま先を上げる運動は太ももが上がりやすくなります。
太ももがしっかり上がるということは、結果的に足を高く上げられるということにつながります。
足全体がしっかり上がることで俊足に近づけることができるのです。
腕を前後に振って太ももを上げる練習を
足の速い子は腕もしっかり前後に振っているんです。
そこで、太ももを上げながら腕を前後に大きく振ってみましょう。
脇を閉めて肩から腕を大きく前後に振ってみましょう。
腕をしっかり振ることができたら、徐々に足も速くなっていきます。
反発力をしっかり利用する
腕を振りながら太ももを上げる練習ができるようになったら、次は反発力を生かしたトレーニングに移ります。
地面に対して45度を意識して最初のうちは走らずに、その場で体勢を整えてみましょう。
前に傾く姿勢であっても、背骨は曲がらないようにしたいです。
そして、あごは引いてお尻は突き出さないようにするというポイントも押さえていきましょう。
輪ゴム1本で俊足になれる?!
俊足になるには小学生になるよりも前に速く走るための基本となる姿勢や動きを身につけることが大切です。
そんな中、輪ゴム1本で俊足になれる方法もあるのです。
速く走るために親指の下から土踏まずの間の拇指球(ぼしきゅう)と呼ばれる部位で地面を蹴ることが重要です。
そこで、輪ゴムの登場です。片足につき輪ゴムは1本使用します。
輪ゴムを足首部分に通します。
次に輪ゴムを前側に引っ張っていき、1回ねじって8の字を作ります。
8の字状態になった輪ゴムの指部分の方を親指に引っ掛けます。
この状態で走ってみると拇指球を上手に使うことができるので、速く走れるようになるのです。
速く走りたいというときは事前に輪ゴムを使ったこの方法になれておくと、裏ワザとして利用できるのです。
食事においてはタンパク質、カルシウム、鉄分が欠かせない
俊足になるには手足の動かし方だけでなく、食事も大切です。
特に成長期の子供にとっては食事は基本となるので、栄養素をバランスよく摂取していきたいです。
その中で注目してもらいたい栄養素がタンパク質、カルシウム、マグネシウムの3つです。
俊足になるには筋肉力が必須です。
筋肉がどれだけついているかによって、速く走れるかどうかが分かれてくるのです。
その筋肉をつけるには、タンパク質が欠かせません。
高タンパク低カロリーな食材が良いと言いますが、鶏ささみや鶏胸肉といった部位がおすすめです。
豚肉や牛肉でいうとヒレ部分が脂身が少ないので、筋肉をつけていくことができます。
また、カルシウムも骨の成長には欠かせません。
カルシウムを摂取していると、骨自体を丈夫にすることもできるので速く走ることにもつながります。
カルシウムは小魚に豊富に含まれているので、うるめいわしや桜えびなどを日々の料理の中に使用できるとよりカルシウムをしっかり摂取していけるでしょう。
最後に鉄分の存在も欠かせません。
鉄分は血液を作るために必要です。
鉄分が豊富な食材にはレバーやほうれん草をはじめとしてさまざまな食品がありますが、しっかり食べているつもりでも鉄分が不足している人は多いのです。
そこで、鉄分を吸収するためには、動物性タンパク質にビタミンC、クエン酸の3つについても同時に摂取していくと良いでしょう。
こうしてみると、食事はとても大切であり、俊足になるには特にタンパク質やカルシウム、鉄分が欠かせないのです。
食事管理については親御さんの役目でもあるので、お子様の成長が順調に伸びていくように食事の面で意識してあげられると良いでしょう。
足が速いと得した気分になれるという思いを持っている人は多いでしょう。
足が速いだけで学校での体育や行事も楽しくなってきます。
そうすると運動自体が好きになるので、俊足は運動の基本とも言えるのです。