身長を伸ばす為に知っておきたい睡眠環境“6つの条件”とは

成長期の子供は少しでも身長が伸びてほしいと願っているでしょう。
特に、男子の場合は学年が上がるごとに友達や周りの人と自分の身長を比べてしまうこともあると思います。男子だけでなく女子も身長を伸ばしたいと思っている人は多いはずです。
この身長を伸ばしていくには、日ごろの生活習慣が大きく関係しているといわれています。
その中でも特に注目したいのが睡眠環境です。

睡眠環境が身長に関係している理由

睡眠は大事といいますが、身長に関係している理由は何でしょうか?
平均的に成長期の子供が必要とする睡眠時間は8時間から9時間といわれています。
しかし、現代の子供は塾や娯楽などもあり、昔と比べると徐々に就寝時間が遅くなってきているという特徴が見られます。
この睡眠環境がなぜ身長に関係しているのかというと、質のよい眠りにつくことで成長ホルモンがたくさん分泌されます。
身長を伸ばすのに欠かせないと言われているのが、この成長ホルモンです。
体の成長だけでなくタンパク質を合成したり、疲労回復にも役立ってくれる大切な存在です。
また、成長ホルモンともう1つ別にメラトニンというホルモンも関係しています。
このメラトニンは一日の体のリズムを整える作用を持っているのですが、夜暗くなるとたくさん分泌されるという特徴を持っています。
よって、睡眠にも大きくかかわってくるホルモンとなります。
また、メラトニンには成長期の子供の性成熟を抑える働きもあるといわれています。
ここから、思春期の訪れが早い子よりも遅い子の方が最終身長が高くなるという結果が出てきています。
身長を高く伸ばしていきたいのであれば、メラトニンの働きを活発にして思春期の訪れを遅くするというのもポイントになってくるのです。
「寝る子は育つ」というのはきちんと科学的にも証明されていることなのですね。

身長を伸ばす為に知っておきたい睡眠環境“6つの条件”とは

睡眠の質を高めていくためにできること

睡眠が身長にも直結してくることがわかりますが、それでは今の睡眠の質を高めていくためにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか?
こんなことに注意してみると、睡眠の質を高めることができます。

成長期に合わせて睡眠時間をしっかり確保する

成長期にはしっかりと睡眠時間を取ることも大切になってきます。
そこで、平均で8時間から9時間はしっかり眠るようにしましょう。
習い事や学校の宿題、部活動などで一日があっという間だとは思いますが、睡眠時間をしっかり確保していくようにしましょう。

睡眠環境を整えていく

身長を伸ばす為に知っておきたい睡眠環境“6つの条件”とは

質の良い睡眠をとるために、睡眠環境も大事になってきます。
よって、布団や枕も心地よく眠れるものを選んでいくことが大切です。
血行が悪くならないように快適に眠れる、体に合ったものを使う必要があります。
特に、パジャマやシーツは汗をかきやすいので、通気性の良い素材の良いものを選ぶようにしていきましょう。

早寝早起きを、規則正しい生活を心がけよう

睡眠時間はたっぷりと取る必要がありますが、時間がずれてしまっては意味がありません。
基本は、早寝早起きです。
正しい時間にしっかりと睡眠をとることで、成長ホルモンもメラトニンもしっかり分泌されます。
朝起きたら日光をしっかり浴びて目を覚まし、朝食をしっかり食べて一日の始まりとしましょう。
そうすると、夜には自然と眠たくなってくるので、体のリズムも整ってきます。

夕食は寝る2時間前までに済ませること

身長を伸ばす為に知っておきたい睡眠環境“6つの条件”とは

質の良い睡眠をするには、夕食を済ませる時間帯も意識していきましょう。
ポイントは寝る2時間前までに済ませておくことです。
寝る直前に夕食を食べると胃の中で食べたものが消化されないままとなるので、眠りも浅くなってしまいます。
そして、朝起きた時も胃の中がすっきりせずに朝食の食欲も出なくなるので悪循環になってしまいます。

ゆっくりと湯船に浸かることも大事

子供でもシャワーで済ませているという子も増えてきているようですが、お風呂の時間はしっかりと確保して、湯船に浸かって一日の疲れを取っていくようにしましょう。
特に、寝る30分ほど前にぬるめのお湯にゆっくりとつかると、体の血行もよくなります。
そして、寝る頃にはちょうど深部体温が下がるタイミングになるので、すんなりと眠りにつくこともできるようになります。

眠るときは暗めの部屋で落ち着くこと

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眠るときの部屋の環境もとても大切です。明るい部屋では寝にくいので、部屋は暗めにしましょう
また、寝る前にテレビやスマホの画面を見ていると目に刺激が強いため、それが影響して眠りにつきにくくなります。
豆電球が1つついているくらいの暗さの部屋で眠ることをおすすめします。
暗く静かな落ち着いた部屋でゆっくりと眠りにつけるようにしていきましょう。

伸長を伸ばす伸長習慣のポイント

成長期の睡眠環境によって身長の伸びには差が出てきます。
基本は食事をしっかり食べて早寝早起き、睡眠時間をしっかり取るということがポイントになってくるでしょう。これが習慣になれば、自然と身長も伸びてくると思います。
体もリズムが整うので学校でも活発に活動することができるでしょう。