成長期の子供の身長を伸ばすには運動は必要不可欠な要素の一つです。
最近では小学校低学年から本格的にスポーツに取り組む子供たちも本当に多くなりました。
ここでは成長期の子供たちが、身長を伸ばしていくために大切な運動について詳しく解説していきます。
どんなスポーツが身長を伸ばすための適しているのか、また適さないスポーツとはどんな競技なのか、是非参考にしてお子さんの身長アップに役立てて下さい。
運動後30分は身長アップのゴールデンタイム！
成長期の子供に限らず、わたしたち人間はいろんな場面で成長ホルモンの働きに助けられています。例えば筋力トレーニングをして筋肉を大きくする働きや、仕事や運動
での疲労を回復させてくれたり、これは全て成長ホルモンのおかげなのです。
成長期の子供の身長アップにはこの成長ホルモンが欠かせません。
そしてこの成長ホルモンは、寝ている時だけに分泌するわけではなく、運動後にも多くの成長ホルモンが分泌されるのです。
そして運動後の30分は「成長ホルモンゴールデンタイム」と言って、多くのアスリートは、このゴールデンタイム中にたんぱく質の摂取を行なっています。
たんぱく質を摂取することは、トレーニング後の疲労回復効果や筋肉の修復効果があることがわかっています。
成長期の子供の場合、このゴールデンタイムに、たんぱく質を摂ることによって身長アップの効果が飛躍的に増大します。
30分は難しい場合でも、運動後3時間くらいまでは成長ホルモンが分泌される為、運動後にはなるべく早めに食事やサプリメントでの栄養補給がオススメです。
これが身長を大きくする2大スポーツ！
たくさんの競技がある中で、特に身長が高い選手が多いスポーツと言えば、やはりバレーボール、バスケットボールなどが思い浮かびませんか？
二つのスポーツに共通していることと言えば、ジャンプするということです。
ジャンプすることにより、体に縦の動きが出ますよね。この縦の動きは脳下垂体と骨端線の両方を刺激して、成長ホルモンを分泌しやすくしてくれます。
また、人間の体で一番大きな筋肉と言えば太ももにある大腿筋です。ジャンプすることによって、この大腿筋をまんべんなく使えますから効率よく体を温め、血流を良くしてくれます。
成長ホルモンは血液によって全身をめぐりますので、ジャンプするだけで本当に良いことずくめですよね。
他にも、縄跳びやストレッチなども有効です。
朝起きたときに両手両足を思いっきり伸ばし大きな大の字になる、これなら毎日できますよね。
ジャンプする事に特化していなくても、全身を動かし、体の伸びを使うスポーツは他にも沢山あります。
種目に関わらず、お子さんの好きな運動をすることで、心身ともに健康になり、それが身長の伸びにつながります。
また、適度な疲労により、より良い睡眠へと繋がりますので、まずはお子さんが楽しいと思えるスポーツを探してあげるのが良さそうです。
身長を伸ばすのに良くない運動
でも、身長を伸ばすという視点からみると、成長期には注意したい運動がいくつかあります。
「筋肉をつけると背が伸びない」とよく言われていますが、筋肉は体を支える為には必要です。例えば、朝顔を思い出してください。細いツルが上に伸びていくためには支えが必要ですよね？この支えが筋肉です。しかし、この支えが必要以上に太かったらどうでしょう？
なかなか上へとツルを伸ばすことが出来ませんよね。
つまり、程よい筋肉は必要だけど、過度な筋肉は伸長の妨げになると言う事です。
そこで注意していのは、過度な負荷をかけたトレーニングをしない、と言う事です。
器具を使った筋トレをしなければいいでしょ？と思うかもしれませんが、これも少し違います。
筋トレと言うと、腕立て伏せ、スクワットなど、ご自身の体重を負荷にするトレーニングなどが思い浮かぶかもしれませんが、実は結構重い負荷になっている場合があります。
例えば、体操の選手などあまり背の高いイメージがありませんよね。
体操は、選手レベルの練習になると、自身の体重を腕だけで支えたり、片足だけで支えたりしますよね。これが、結構思い負荷になっているパターンです。
お子さんの体が出来上がっていない時、身長を伸ばすためには筋トレは必要ないのです。
筋力は、好きな運動をしている時に必要な筋肉がそれなりについてきまので、それで充分です。
サッカーのジュニアを養成するプロも、とにかく食事量を増やし、特別な筋トレはしません。
まとめ
重要な点は、運動が嫌いなお子さんに無理やり運動させたり、好きでもない運動をさせる事です。
嫌いな事を強いられると大人の私たちでも大変なストレスです。
小さなお子さんにとっては尚更！ストレスも伸長には大きな妨げになりますので、そんなお子様には毎朝体を思いっきり大の字にするなど、簡単にできるストレッチを取り入れ、体を動かす楽しさ、気持ちよさを発見できるようにしましょう。
