先生、ナオキ君小学4年生でサプリメント飲んでるんですって!?
すごいねぇ!ちゃんと毎日飲んでるの?
飲んでるよ!だって将来サッカー選手になりたいんだ!サッカー選手は身長が大きくないとなれないんだ!
確かに身長が高いと有利だよね。ところでナオキ君はどんなサプリメント飲んでるの?
えっとね、水で溶かして飲むやつ!甘くておいしいんだ!
それは大変だ!ジュースみたいな感じかな?
そうそう!先生良く知ってるね
何やら先生の顔が渋く曇ってしまいました。
先生が気にしているのは、ナオキ君が飲んでいるサプリメントが甘いという事なんです。
最近、子供向けサプリメントが大変増えてきました。
中でも、成長サポートサプリメントは多くの子供たちが飲んでいます。
しかし、気を付けなければならない事がいくつかあります。
その一つが食品添加物です。サプリメント販売会社の中には、子供が飲みやすいように砂糖や人工甘味料を大量に使用している販売会社があります。
ここでは、人工甘味料などが子供に与える悪影響と、子供のための正しいサプリメント選びを詳しく解説していきます。
突然ですが、あなたのお子さんは何歳ですか?
男の子ですか?それとも女の子?
子供の成長はほんとに早いと思います。昨日までハイハイしていたと思ったら、もう小学生なんて思っている親御さんも多いと思います。
もしあなたのお子さんが、幼稚園や小学校の行事などで背の順に並んだ時「うちの子、小さいかも?」と思ったら、それは危険信号かも知れません。
「まぁ、そのうち伸びるだろう」と放置してしまうと、将来的に後悔することになります。
小学校の入学時に周りの子と比べて背が低い場合は、ほとんどのケースで低かった分だけ、最終身長は低くなります。
まわりの人たちは、「今は低くても、そのうち大きくなるから」といってくれますが、それはただの慰めに過ぎません。
そのうち大きくなるどころか、幼少時に食べる量が少なくて背が低い場合は、思春期(第二次性徴期)が早く来てしまい、さらに低くなることがしばしばです。
心配して小児科を受診しても、病気(内分泌不全性低身長症)が潜んでいなければ、「異常はありません」と言われるだけです。
「小さいかも?」と思ったら、なるべく早い段階での対処が必要です。
成長期を迎えた小学生や中学生の子供なら、まずは生活習慣の見直し、そして栄養補給にはサプリメントを利用しながら成長期に身長アップを目指したいですね。
成長サプリメントを選ぶ上での2つの注意点
どんなサプリメントを選んだらいい?
サプリメント選びで大切なことは大きく分けて2つあります。
1つ目はお子さんの年齢や普段の生活習慣によって必要な栄養素を効率よくを摂取させてあげる事。
特に普段からスポーツをやっている子どもは、たとえ小学生でもエネルギーの消費が多いので、たんぱく質が多めに含まれているサプリメントをおすすめします。
たんぱく質は身体に吸収されるとアミノ酸に変化します。
成長期の子供の身長を伸ばすためには、アミノ酸は必須栄養素なので、アミノ酸をバランスよく含んだサプリメントなどもおすすめしたいですね。
また、アミノ酸は運動によって破壊された筋肉の修復をしてくれる作用があるだけでなく、疲労回復効果もあるため、勉強などで疲れた時などにも疲れを取ってくれる頼もしい栄養素です。
受験勉強や試験勉強を頑張っているお子さんなども積極的にアミノ酸を摂取することを心がけましょう。
また、ご家庭に第一次性徴期(男子の場合11歳から14歳くらいまで、女子の場合9歳から12歳くらいまで)のお子さんがいる場合、アミノ酸系だけではなくカルシウムの吸収を助けてあげるようなサプリメントや食生活も大切になってきます。
カルシウムの性質としてカルシウム単体では吸収効率が非常に悪く他の栄養素の力を借りることによって、体への吸収効率が格段にアップします。
以下の栄養素との相性が抜群なので参考にしてみてください。
・ビタミンC
・ビタミンD
・マグネシウム
・ポリカン
・アルギニン
※テレビや新聞で取り上げられた「管理栄養士推奨子供の成長サプリメントランキング」は何が凄いのか!?
人口甘味料の本当の恐怖とは!
2つ目のポイントは、人工甘味料、着色料、香料などの化学調味料が入っていない事。
これらの化学調味料は、成長期に子供には絶対に与えたくない物質です。
最近では粉タイプのサプリメントとして、一部の心無い業者がグレープフルーツ味、ココア味、バニラ味など、子供たちが飲みやすいドリンクタイプとして販売しています。
もともとサプリメントの原材料は、大人でも強烈な苦みや渋みを感じるもので、体に良いからと言っても毎日飲み続けることなどできません。
ましてや味に敏感な子供などは一口飲んだだけで二度と口にすることはないでしょう。
そこで商品を売りたい業者は子供が毎日でも飲めるために、「人工甘味料」などで味付けをし、販売しています。
人工甘味料が人体に与える影響は甚大なものがあります。
最近では小児糖尿病の子供が急増している背景に、この人工甘味料が広く使用されていという事があります。
ペットボトルのジュースがその典型です。
ペットボトル症候群という言葉でご存知のかたも多いと思いますが、毎日ペットボトルのジュース250mlを6ヶ月飲み続けると、糖尿病の発症リスクが2.4倍増加するというデータもあり、先のジュースタイプのサプリメントのほとんどに、このペットボトルジュースと同じ人工甘味料が使用されています。
人工甘味料にはもう一つ注意しなければならない理由として、その中毒性が挙げられます。
実にニコチンよりも強烈な依存性があり、一度脳が覚えてしますと、その依存から脱却するためには適切な治療を要する必要があり、特に成長期の子供がその味を覚えてしまうと、大人よりも依存してしまう恐れがあり、健康被害も深刻なものになってしまいます。
特に摂取したくない人工甘味料は、エリスリトール、デキストリン、スクラロース、アステルパームの4大人工甘味料でダイエットコーラなどにも使われているものです。
普通にコンビニやスーパーで売られているジュースのほとんどに使用されているので、普段から子供の口に入れるものに気を配っていくことが、子供の健康を守り、健やかな成長へと導いてあげる大切な「親の責任」だと思います。
小学生・中学生なら、なおさら商品選びは慎重に!
成長サプリメントは決して悪いものではありません。
実際、効果を実感している方も多くいます。
しかし、子供の口に入れるものは親である私たちに責任があります。
あなたがご自分のお子さんにサプリメントを与えているのであれば、今一度内容成分を確認し、安心、安全なものを選んであげる事をおすすめします。
また、サプリメントの事がよくわからない方は「管理栄養士推奨子供の成長サプリメントランキング」を参考にされることをオススメします。