最近は靴にもトレンドがあり見た目が素敵なものがたくさんあります。

子供でもヒールのある靴が販売されているので、そういったものに惹かれる子供も多いでしょう。
しかし、成長期には正しい靴を選んで履かないと体がしっかりと成長していけないといいます。
靴と成長期にはどういう関係があるのでしょうか?

成長期に靴選びを慎重にすべき理由とは

成長期は幼児の頃から中高生くらいまで続きますが、特に幼児の頃は半年ごとくらいにサイズが変わっていくのを実感するでしょう。
こないだ買ったばかりなのにもうきつくなっているということがよくあります。
それだけ体が成長している証でもあります。

そして、幼児の靴選びについては1サイズ大きめを選ぶようにと言われます。
たとえば、足のサイズを測って16センチだとすると靴は17センチにすべきだということになります。これを知って靴を購入し履かせていると問題はありませんが、それでも定期的にサイズがあっているかは履かせている中で親がよく様子を見てあげないといけません。
特に3歳から5歳くらいの子供は多少きつくて痛くても特に何も言わずに履いて遊んでいることもよくあります。これだけは防ぐようにしないといけないので、日頃から子供が靴を履く様子や歩いている様子も確認してみましょう。

成長期の時に無理にきつい靴やサイズの合わない靴を履いていると、足がしっかりと成長してくれなくなります。さらには足の形が変形してしまい、10代に入ってからスポーツを活発にしていく中でも支障となってしまいます。子供の足は柔らかくサイズもどんどん変わっていっているので、そのことをしっかり把握しておくことが大切です。

正しい靴の選び方

成長期の靴選び、とても重要だということがわかりますが、では正しい靴の選び方ってどうすればいいのでしょうか?最低限、こんなことに注意してみましょう。

  • 爪先が広くなっていて、ある程度の空間ができていること
  • 踵周りがしっかり固定される靴を選ぶ。踵がまっすぐかどうかもチェック
  • 紐かマジックベルトでしっかりと固定できる靴を選ぶ
  • くるぶしが隠れるくらい深めのもの
  • 子供は足も汗をかきやすいので通気性の良い素材のものを選ぶ
  • 履き口の生地が柔らかく履きやすいもの
  • 爪先が曲げやすい素材の靴
  • ソールは適度な厚みがあるものを選んでクッション性を出す

子供のために考えて作られた靴であれば、上に挙げたような基準はしっかり守られていると思います。
子供がデザインなどから惹かれる靴もたくさんありますが、足のためを考えて上手に説得しながら選んでみるといいでしょう。きちんと靴が足に合っていると外で遊んで走り回ることも快適にできます。

また、靴を選びに行く際には事前に足のサイズをきちんと図っていくのもいいでしょう。
この時にただかかとから爪先までの長さを測るのではなく、甲の高さや足幅の広さ、かかとの高さといった部分も細かくチェックしていきましょう。

しっかり計測してからいくことで、よりその子供に合った靴を選ぶことができます。

靴選びでやってはいけないこと

次に、子供の靴を選ぶ時にやってはいけないことを紹介しましょう。

おさがりで間に合わせる
おさがりを頂けるのはとてもありがたいです。
サイズがどんどん変わる幼少期には服などとても助かりますよね。でも、靴のおさがりは危険です。
一人ひとり足の形も微妙に違っており、すでにくたびれてしまっています。ソールの部分が薄くなっていたり、靴底が磨り減ってしまっていることもあります。

おしゃれを意識した靴
最近は小さな子供用でもヒールがあったり、サンダルも可愛らしいものが並んでいます。
でも、見た目やおしゃれだけで選ぶのは足にとっては非常に危険です。
足が成長している時に無理な負担がかかってしまい、成長を妨げてしまう可能性があります。見た目可愛いものに惹かれてしまいがちですが、足に良いものを選ぶようにしましょう。

スポーツ用のシューズを普段靴にしてしまう
中学、高校と進んでいくと活発にスポーツもするようになります。
サッカーや陸上、野球とやってみたいスポーツもたくさん出てくることでしょう。
そして、競技ごとに靴が違いますよね。この競技用の靴をついでに普段靴にしてしまうのは避けましょう。スポーツをするために作られた靴なので、普段履くように考えてありません。

普段靴として使っていると、ちょっと歩いただけで疲れてしまったり、足に大きな負担がかかることになります。荷物が多くなってしまいますが、きちんと使い分けるようにしましょう。

成長期の靴選び、適当にしていては足の成長を妨げてしまうことになります。
定期的にサイズを確認してあげること、靴がくたびれてしまっていないか、かかとはどんなふうに磨り減っているかなどに気をつけてみましょう。
高校生くらいまで成長期はあるというので、生まれて靴を履き始めてから10年以上靴選びは慎重にしていく必要がありますね。