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先生、最近うちの子の食欲が止まらないんです~


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今は何歳ですか?


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中学一年なので13歳です


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だったら全然問題ないですよ


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晩御飯まで待てなくていつも間食してるんです・・・


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間食自体は問題ないので、間食に最適な食べ物を教えますね!


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ありがとうございます!


1.子供に必要なエネルギー量は年齢で違う!

子供の頃は朝お腹がすいて目が覚め、朝食を食べてから学校に行き、給食を食べたはずなのに、放課後はお腹がすいておやつを食べ、しばらくしたら夕飯。夕飯の後には、果物などを食べながらテレビを見て・・・私の幼少期はこんな食生活でした。しかし、今のお子さんは朝食を取らないという子も一定数存在する様で、それでは成長期に必要な栄養素が足りるのかとても不安ですよね。
皆様は、お子様の1日の必要なカロリーをご存知ですか?以下の表は厚生労働省発表の数値です。

性別 男性 女性
身体活動レベル 1
1~2(歳) 950 900
3~5(歳) 1,300 1,250
6~7(歳) 1,350 1,550 1,750 1,250 1,450 1,650
8~9(歳) 1,600 1,850 2,100 1,500 1,700 1,900
10~11(歳) 1,950 2,250 2,500 1,850 2,100 2,350
12~14(歳) 2,300 2,600 2,900 2,150 2,400 2,700

活動レベルはⅠが低くⅡがふつう、Ⅲは高い、と活動量の違いによって分けられています。
これを見ても、ダイエットなどでカロリー計算をした経験がないと中々ピンときませんが、30~49歳の女性であまり運動をしないレベルⅠだと、必要エネルギー量が1700kcalです。
と言う事は、お母さんと同じくらい食べていても8~9歳、下手をすればよく運動する6~7歳の男の子は栄養不足になっているかもしれないのです!!!
とは言え、個人差もありますが、お子様だって一度に大量に食べるのは大変ですよね。
そこで上手に付き合いたいのが間食です。
間食、と言ってももちろんスナック菓子、炭酸飲料はNGです。この間食、足りていないエネルギーを補うことが目的ですから、成長期に特に必要とされる栄養素を積極的に取り入れましょう。

2.成長期に特に必要とされる栄養素

タンパク質・・・筋肉や骨の元となる大切な栄養です。肉類だけではなく、大豆食品からも上手に摂取しましょう。

カルシウム・・・骨や歯を丈夫にするためには欠かせないミネラルです。

マグネシウム・・・骨や歯形成に欠かせないミネラルで、カルシウムの吸着を助けてくれる役割もあります。

亜鉛・・・成長ホルモンの合成に欠かせないミネラルで、細胞の生成も補助してくれます。

※普段から運動量の多いお子様は特にエネルギーの消費が大きいため、運動量の少ないお子様よりも炭水化物の摂取が必要になります。

成長期におすすめの間食(おやつ)

バナナ


バナナには、カルシウムの吸収を助けてくれるマグネシウム、塩分などの主成分であるナトリウムを排泄してくれるカリウムが豊富に含まれています。
また、バナナに含まれる糖質は、果糖、ショ糖、でんぷんなど多種類で、消化吸収にかかる時間が違うため、腹持ちも良く上手に脳や体にエネルギーを補給してくれます。
カルシウムとの相性が良いので、牛乳、ヨーグルトと合わせると良いでしょう。

ナッツ類


ナッツにもバナナ同様マグネシウムが多く含まれているだけでなく、くるみやアーモンドはお子様の体内では生成されづらいアルギニンを、カシューナッツは骨を丈夫にするビタミンK、鉄などを含んでいます。
更にナッツ類の脂肪はオレイン酸と呼ばれる不飽和脂肪酸ですので、血液ドロドロと言った心配もありません。

ヨーグルト


ヨーグルトにはタンパク質、カルシウムなどが多く含まれますが、タンパク質は一度に大量に摂取しても吸収しきれないので、一日2~3回に分けて摂取するのが理想的ですので、手軽にいただけるヨーグルトは間食にぴったりですね。
なるべく糖分が入っていないものを選び、甘さを足したいときは、はちみつや果物といただきましょう。

おにぎり


運動をしているお子様や、塾に行く前のお子様に特にお勧めしたいのがおにぎりです。ごはんは腹持ちも良く、定番の梅干しおにぎりなら疲労回復のクエン酸、鮭のおにぎりならタンパク質とDHA、EPAなどが一緒にいただけます。
また忘れてならないのは、「海苔」の存在です。海苔は4割がタンパク質から出来ていて、ビタミンB群やミネラルを豊富に含むスーパーフードです。
是非、お母さんの♥と一緒に海苔も巻いてあげて下さいね。

子供のおやつ、なぜ“お菓子”ではダメなのか?

コンビニやスーパーに行けば色とりどりの子供たちに取って魅惑的なお菓子がたくさん並んでいますが、なぜお菓子はダメなのか。
それは、お菓子に含まれる添加物トランス脂肪酸リン酸などがほとんどと言ってよいほど入っているからです。
合成着色料“>保存料不使用と書いてあっても添加物は入ってる、、、それが現状です。
トランス脂肪酸は、分子レベルで見るとプラスチックそっくりですし、大量のリン酸はせっかく吸収したカルシウムを流してしまいます。
大切なお子様には食べてほしくないですよね。
子供同士付き合いで食べることもあるかもしれませんが、お菓子は“特別な時だけ”など決め事をして、きちんとなぜいけないのか説明をしてあげると良いでしょう。

3.身長を伸ばす効果的な間食まとめ


成長期の子供、特に小学校高学年から高校生までの子供の食欲は、とても旺盛です。
そして身長が伸びる最初で最後の時期でもあります。
間食をすると太ってしまうのは大人の話です。
成長期のお子様には1日を通して栄養の偏りがないように間食で補ってあげましょう。
夕食後にお腹がすいた場合には、就寝時間の2時間ぐらい前までなら、間食しても良いでしょう。
また、身長を伸ばす効果の高いアミノ酸、「アルギニン」は子供の身体では生成されません。身長を効果的に伸ばす事を考えているなら、アルギニン配合のサプリメントで補って上げる事も大切です。