みなさんは子供の偏食で困っていませんか?
スナック菓子やジャンクフードが溢れているので、ついつい味の濃いものを好む傾向にあります。
しかし、塩分もカロリーも高いのでこのようなものばかり食べていては体によくありません。では、子供の偏食の原因と対策について考えてみましょう。

子供が偏食になる原因

なぜ、子供は偏食になると思いますか?
原因も実は1つにとどまらないんです。ここでは子供が偏食になる原因をいくつかピックアップしてみます。

◆幼児期に食べた時の印象

初めて口にするものって誰でもドキドキすると思います。
特に幼児期は敏感で初めて食べたものが美味しくなかった場合に、それ以降拒む傾向にあります。

季節外れのものを食べた時においしくないことが多く、これが原因である食材を嫌うということもよくあるんです。

また、野菜の中にはピーマンや小松菜のように少し癖があって苦いものがありますが、この苦いものについては子供は反射的に反応するようになっています。
そのために食べにくく、嫌ってしまうんです。

これは、成長していく中で徐々に食べられるようになっていきます。

さらに味だけでなく食感も大事です。気持ち悪い食感だと受け付けなくなり、これは嫌いと認識してしまいます。この幼児期に口にするものは親も慎重に選ばないといけませんね。

◆過ごしてきた環境

続いて、偏食になってしまう原因として考えられるのが過ごしてきた環境です。

小さい頃からあまりいろんなものを食べてこなかった、親が偏食なので食事に並ぶものも限定されていたといった影響を子供は直に受けやすいです。
そして、子供が好むおやつばかり食べさせて、しっかりとした食事を取らせていないことも偏食にさせてしまいます。

これらは親の責任と言えますね。
偏食になって子供があまり食べなくなっても責めることはできないでしょう。

◆医学的な原因

最後に医学的な原因も関係しています。

最近ではアレルギー反応を示す子供が多くなっていますが、乳製品や小麦が食べられないということもあります。そうなると食べてみたくなって食べても体が拒絶反応を起こすので、全身が痒くなったりといった症状がやってきます。

これは偏食というよりは体自身が拒んでいることになるので、少しずつ改善していくしか方法はありません。
アレルギー反応については誰にいつ起きるのかわからないので、日頃から油断はできません。

子供の偏食の対策方法とは

子供の偏食、原因もさまざまでしたが対策はどんなふうにとっていけばいいのでしょうか?
ここでは、子供の偏食の対策について解説していきます。

◆楽しく食べる

食事の時間というとみんなで会話をしながらおいしいものを食べるのが楽しいですよね。
食事が楽しいと口にするものもおいしく感じられます。

そこで、子供が偏食の時には、親がいろんな料理を作っておいしく食べるようにしてみましょう。
おいしそうに食べていると、子供もそんなにおいしいのかな?ちょっと食べてみようかなという気持ちになります。

子供が嫌だという時には違うメニューを考えてもいいですし、食べやすい味付けにするというのもいいでしょう。
そして、親と子供が同じものを食べることも大切です。
同じものを食べるとおいしいということを共有できます。そうすれば食事の時間も楽しくなるので、偏食も徐々に少なくなっていくでしょう。

◆料理を一緒に作ってみる

子供はお手伝いも率先してやってくれたりしますよね。
ここから、一緒に料理を作ってみるというのも偏食対策には効果的です。

たとえば、苦手なキャベツを一緒に切る、小さく切っておくから食べやすいよというふうに話しながら作ってみるのもいいでしょう。そして、上手にできたらしっかり褒めてあげましょう。
そうすると子供はやる気を出すことができます。

一緒に作ったものを食卓に並べて食べてみると、美味しいかも、これなら食べられそうと作る過程も知ることができ、子供にとってはとても良い経験になります。
時間のあるときや休日には料理を楽しむのもいいですね。

◆食べやすいサイズに切って調理する

初めて食べるものがなんだか食べにくい、飲み込みにくいと感じてしまったらその食材が嫌いになって避けるようになってしまいます。
そこで、食べやすいサイズに切って調理するというのも偏食を減らすコツになります。
たとえば、キャベツを大きめに切ると食べにくいけれどお好み焼きに入れると食べやすく積極的に食べてくれるといったように、サイズによっても変わってきます。

特に小さな子供にとっては大人と違って飲み込みにくいものもあります。それをきちんと理解して小さく切って食事に入れるようにしてみましょう。
そうして上手に食べられると褒めてあげるといいでしょう。

偏食を改善していくには調理の仕方や一緒に何かを作ることも大切なんですね。
もし今子供の偏食で悩みがちの方がいたらぜひこのような対策をとってみましょう。
そして、偏食になってしまうのにはきちんとした原因もあるということを理解しておくことが大切です。