サプリメントを日頃の栄養補給に利用している人も多いと思いますが、大人が使うイメージが大きいと思います。でも、最近では子供用サプリと呼ばれるものも登場しており、利用している子供も増えてきています。
では、成長期の子供にこのようなサプリを使うことに問題はないのでしょうか?
子供用サプリ、成長期サプリの中身
子供用サプリ、成長期サプリと呼ばれているものの中には、どんな成分を配合していると思いますか?
成長期に必要と思われる成分を閉じ込めてサプリとして販売しているのですが、商品によって少しずつ内容が異なっています。
プロテインと呼ばれているサプリはタンパク質を中心に配合していますし、ヤクルトのタブレットであれば乳酸菌をしっかりと補給していってくれます。
子供用に限らず幼児用と言われるサプリも存在し、DHAを中心に補ってくれるものになっています。
その他にはビタミンを豊富に摂取できるサプリや、目の健康を考えたブルーベリーのサプリもあります。
カルシウムをたっぷり補給してくれるサプリもあります。
このように、子供用のサプリといっても配合している成分自体は大人が求めているものとあまり変わりないことがわかるでしょう。
量を少なめに配合してある、味が子供が好むようなフルーツ味になっているといった違いくらいでしょう。
子供用、成長期サプリって体に良いの?
子供用、成長期サプリは商品を比較しながら見てみると魅力的に感じるものもあります。
普段食事だけでは補えない栄養素もサプリでは補うことができます。
ついお惣菜が多くなる、インスタント食品を食べさせてしまうという親御さんにとってはサプリで栄養をバランスよく摂取できるのはありがたいでしょう。
食事を完璧に考えなくても補給したいサプリを持っておけばそれを飲むだけで解決できるというメリットがある子供用サプリですが、体に100%良いと言えるのでしょうか?確かに栄養を補えるのは事実です。
しかし、あまり早い段階でサプリを利用すると副作用やアレルギー反応を起こすという心配があります。
そして、つい過剰摂取してしまう傾向にもあります。たくさん飲めばその分栄養を補給できる、おやつのように甘くておいしいからつい食べてしまうといった問題も考えられます。
その他にはサプリの中に含まれているハーブ類が天然のものとはいえ、安全性が問題視されているハーブなどが使用されている場合もあるのです。
すべての内容物をきっちり確認しない限りこれに気づくのは難しいので、子供用サプリを適当に選んで飲ませるのは危険です。
子供用サプリとは言われていても、しっかりと科学的根拠に基づいて安全性が確かめられていないものが多いのです。
そのため、サプリにばかり頼っていると栄養補給ではなく、その他のアレルギーや副作用に悩むことになってしまいます。
子供にサプリメントは必要?
子供用のサプリメントは本当に数も多く出回るようになりました。
幼児から利用できるものもあれば、ちょうど成長期に積極的に摂取していこうと宣伝がされているサプリもあります。では、子供にサプリメントって必要なのでしょうか?
結論からいうと、必要と言えるでしょう。子供は成長期にもなると食欲も旺盛になります。
好き嫌いもはっきりと出てくることと思いますが、それよりも空腹を満たすために量をしっかり食べるようになります。そこで、親が1日3食をしっかり作って食べさせてあげることができるなら必要ないと言えるでしょう。
ただ、お母さんも毎日忙しく、場合によっては仕事をされている場合など、なかなか家事が思うようにできない場合などは積極的にサプリメントで栄養補給をしてあげることをお勧めします。
最近ではスポーツを頑張っている子どもも増えています。そのような子どもの場合、単なる栄養補給だけではなく、疲労回復のためにも積極的にサプリメントを摂らせてあげたいですね。
もし子供用サプリを使用するのならこんなことに注意しよう
- 何が含まれているのか表示をしっかり確認する
- どこで作られているのか製造元をチェックする
- 販売している会社は信頼できるところか
- 合成甘味料は入っていないか
特にこの合成甘味料が入っているサプリメントが最近多く出回っています。
理由は簡単です。甘く美味しくすればするほどよく売れるからです。
子供が大好きなココア味やバナナ味、ヨーグルト味、グレープフルーツ味など、人工甘味料で味付けをしている会社が多いのは注意が必要です。
人口甘味料は小児糖尿病の原因や肥満の原因になっていることが研究結果で出ています。
これらのサプリメントはペットボトル飲料となんら変わりありません。
大切な子どもたちには絶対与えたくないもののひとつですね。