子供は成長期に入ると食欲が増進します。
人生で一度しかないこの成長期に何を食べたかで子供の身長は決まってきます。
ここでは成長期の子供に積極的に食べさせたい食事や逆に食べさせてはいけないものなどをご紹介いたします。

成長期の子供の食事ってどんな物がいい?

成長期の子供には何と言ってもバランスの良い食事が大切になってきます。
これは大人にも言えることですが、好きなものばかり食べていると、身長を伸ばすどころか健康を害するなんてことも。
だからといって「1日何品目」「30食材をバランス良く」などと考えていてはお母さんも大変ですよね。
そんなお母さんのために、成長期の子供向け簡単メニューなども教えちゃいます。
その前に押さえておきたいポイントからご紹介します。
成長期の子供は骨や筋肉などが日々成長していきます。この骨や筋肉の成長に欠かせないのがタンパク質です。
タンパク質には成長ホルモンの分泌を促進させる効果もあるため、積極的に摂らせたい栄養です。
そのほかにカルシウム、マグネシウムなどが成長期必須栄養素です。しかしタンパク質ばかり摂っていてもバランスが悪くなります。
厚生労働省が提唱している6大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維)をバランスよく摂取することを心がけたいですね。
中でもタンパク質は骨や筋肉だけではなく、臓器や血液、爪や髪の毛などをつくる大切な栄養です。
成長期の子供はこのタンパク質を大人よりも多くとる必要があり、12歳男子で1日85グラム、女子で1日70グラム摂取することを心がけたいところですね。
また最近ではプロのサッカーチームでは、成長期の子供には積極的には白米をとるように指導しているところが増えてきています。
白米も積極的に摂るよう、心掛けましょう。
そのたんぱく質と炭水化物を同時に摂れる、子供が大好きな料理と言えば

☆ビーフカレー

☆チキンカレー

☆ポークカレー

☆ビーフシチュー

等の他、ハンバーグやステーキ、とんかつや麻婆豆腐など、ご飯の進むメニューを用意してあげれば、成長期の子供たちも喜んでたくさん食べてくれますよね。

せっかく摂った栄養をしっかり吸収させるには?

お母さんが頑張って作った食事も、しっかり吸収しなければもったいないですよね。そのためにはお子さんの腸内環境を整えてあげましょう。
腸内環境を整えるって難しいと思われるかも知れませんが、特別なことはしなくても大丈夫です。
日本には腸内環境を整えてくれる食材がたくさんあります。「発酵食品」です。
ご家庭によくある発酵食品と言えば、味噌醤油みりん等の調味料の他、納豆やぬか漬けなど、馴染みの多い者ばかりですよね。
キムチでおなじみの韓国人の平均身長が、日本人よりも高い理由に、この発酵食品の摂取量の多さが考えられています。
成長期のお子さんがいるご家庭では、食事の時に味噌汁を付けるなど、上手に発酵食品を摂っていきたいですね。
また、食物繊維も腸内環境を整えてくれる栄養素です。
発酵食品でもある納豆などは食物繊維も非常に多く含まれるため、できれば1日1個は食べておきたい食品の一つです。
また、納豆が嫌いな子供さんには、少しだけごま油を足してあげると、臭いが消えて美味しく食べてくれるかもしれないので、試してみてはいかがでしょうか。
肉じゃがなどは子供に人気のメニューですが、お肉のたんぱく質と、ジャガイモ、ニンジンの食物繊維、みりんを使うので発酵食品、またジャガイモからは炭水化物も摂れるため、まさに身長を伸ばすためのスーパーフードではないでしょうか。

成長期の子供に絶対摂らせてはいけない物って!?

日本という国は、世界の中でも食糧事情の良い国です。
しかし、スーパーやコンビニなどで売られている商品の中には、成長期の子供にとって害になるものがたくさんあります。
普段何気なく買っている商品には、実は身長を伸ばすどころか成長に障害が出てしまう、恐ろしいものがたくさんあります。
ここではそんな子供の成長に害があるものを紹介していきます。

「スクラロース」

この言葉を聞いて、ピンと来る人は相当健康オタクです。
スクラロースの正体は人工甘味料という化学物質です。
砂糖に変わって、現在多くの食品に使われています。代表的なのがペットボトルのジュースです。
ペットボトルのジュースの甘みの正体はこのスクラロースをはじめとする、合成甘味料、化学物質です。
スクラロースは農薬を開発している時に偶然発見された物質で、糖尿病などの原因と言われています。
これらの化学物質を大手の企業がこぞって使用する理由はその価格です。
砂糖の20分の1程度の安価で使用でき、甘みは砂糖の数百倍。
コスト面だけを考えれば優秀なのですが、人体への影響を考えれば、本当に怖い物なのです。
成長期のお子さんを抱える親御さんには、子供の健やかな成長のために、これらの化学物質はできるだけ排除するよう心掛けて下さい。
又、このほかに、香料や保存料、合成着色料なども一度体に入ってしまうと、なかなか排出されない物ばかりです。
子供の健康被害も多数報告されているので、摂取は控えたいところですね。

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